アスラテックは6月2日、クラウド型のロボット制御プラットフォーム「Asratec Cloud Robot System(アスラテック・クラウド・ロボット・システム)」を発表した。同プラットフォームにより、さまざまなロボットの操作や管理をクラウド経由で行えるようになる。
オペレーターは、Webブラウザから「Asratec Cloud Robot System」にアクセスし、コマンドを送信したり、ジョイスティックの操縦でロボットをリアルタイムに遠隔操作したり、ロボットのステータス情報やログ情報、統計データなどを取得したり、ロボット側にある複数のカメラ・マイクからの映像・音声を取得して、ロボットや周囲の状況を把握したりすることが可能。
ロボットから取得、蓄積するデータは、ロボットの稼働分析、故障検知や予知などに活用できる。協働アームロボットや走行ロボット、清掃ロボット、コミュニケーションロボットなど用途を問わず、さまざまなロボットに対応可能。ロボットに専用デバイスを接続してクラウドに接続する仕組みのため、既存のロボットを改造する必要はない。
また、異なる種類のロボットや、複数のロボットを一括して管理することも可能。アスラテックは今後、同ソリューションに対応するロボットを拡充していく方針だ。