凸版印刷と東急不動産、東急リゾーツ&ステイの3社は4月22日、ワーケーションをしながら個々人が自分に合ったパフォーマンス向上方法を試し、確認して実践できるプログラムの実証実験を5月17日から実施すると発表した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、新たな働き方としてワーケーションの導入検討が進んでいるものの、実際の労働生産性に与える効果のエビデンスが少なく、企業はワーケーションの推進判断を行うことが困難となっている。
今回の実証は、凸版印刷がハーバード大学医学部客員教授 根来秀行氏監修のもと開発したパフォーマンスを高める24時間の過ごし方のプログラムを、東急不動産グループが運営する全国複数ホテルで実施する。
ワーケーション実施中はプログラムを体験しながらセンシングを活用し、そのプログラムの項目が自分に合っているかを判断できるほか、ワーケーション前後の状態もセンシングすることで、通常勤務に戻っても継続的にパフォーマンスが向上することを検証するという。
この実証において、凸版印刷はセンシングデータを用いたパフォーマンス向上の効果検証する。また、東急不動産グループはワーケーション制度化に向けた課題抽出と解決策の検証、およびワーケーション実施施設を提供する。
実証実験の期間は5月17日~7月1日、実施施設はホテルハーヴェスト浜名湖・ホテルハーヴェスト勝浦。