モニタリングプラットフォームを提供するDatadogは4月2日、ネットワークパフォーマンスモニタリング(NPM)をWindowsに拡張することを発表した。
Windows ServerとLinuxで実行されるアプリケーション間でのネットワークコミュニケーションのパフォーマンスを監視し、クラウド環境、オンプレミスのデータセンター、複数のOSにまたがるネットワークの可視化を実現する。
Datadog のネットワークパフォーマンスモニタリングは、オンプレミスと クラウド環境に分散したトラフィック全体を監視できる。
Datadog Japan SEマネージャー 守屋賢一氏は、4月1日のプレスセミナーで、「Datadogでは、情報さまざまま情報にタグをつけることによって、データを紐づけられることが大きな特徴。アナリティクスの機能は、フィルターで絞り込みやグルーピングができ、クリエー言語を覚える必要なく、マウスでクリックするだけで目的の情報にアクセスできる」とメリットを説明した。
Datadog Japan カントリーマネージャー 国本明善氏によると、Datadogの2020年のグローバルの売上は6億300万ドル(約663億円)で、対前年比で66%成長したという。
この成長のエンジンは、製品の拡販で、72%の顧客が2つ以上の製品を使用し、22%が4つ以上の製品を利用しているという。
同氏は、今回のWindows Serverへの拡張について、「日本でもWindows Serverのお客様は多いので、日本のお客様にとっても価値があるものになる」と語った。
また、同氏は今後の国内市場について、「日本の顧客は1000社近くあるが、売上は1年で倍になっている。今後も倍々で増やしていきたい。本社からも日本への投資を積極的に行うことが明らかにされている」と述べた。