セコムは3月25日、新たに開発したスマートフォン用アプリとの連携機能を搭載した新型「ココセコム」を、3月から発売することを発表した。

  • 「ココセコム」の端末

    「ココセコム」の端末

「ココセコム」は、持っている人や物の場所が分かる位置検索機能、緊急時のココセコムオペレーションセンターへの通報機能を搭載した屋外用セキュリティ専用端末。万一の際には要請に応じてセコムが現地に駆け付けるサービスもある。

2001年にサービスを開始し、ビジネスシーンでは従業員の安全対策、重要物の預かりや運搬時の盗難・紛失対策、車両や建設機械の運行管理や盗難対策など、安全・信用・事業継続の確保に活用されているという。また、家庭では子どもや女性、高齢者の所在確認や緊急時の通報などに使われているという。

今回、「ココセコム」の端末性能を向上させるとともに、専用アプリ「ココセコムあんしんアプリ」を開発し、スマートフォンとの連携が可能となった。所持者が自宅を離れた際や特定エリアに出入りした場合、また、搭載車両が予期せぬ移動をした場合、指定のスマートフォンに通知するとしている。

端末のデザイン面では、中央の表示画面にバッテリーや通信状態などを表示するようになったほか、通報ボタンも押しやすくなっている。さらに防水・防塵機能が追加され、耐衝撃性能も向上している。

通報時に「ココセコム」を通じてセコムと通話できるようになったほか、設定により通報時にブザー音を鳴らして周囲に緊急事態を知らせることも可能。バッテリー残量が少なくなった場合や電源がオフになった場合、スマートフォンに通知するという。

また、これまで従量制だった位置チェックが、月額基本料金1,200 円(税別)だけで回数の制限なく利用可能となった。新機能「連続位置チェック」や「まとめて位置チェック」など、位置チェック回数を気にせず利用可能となった。

「ココセコム」の料金は、加入料金が4,500円、基本料金が月額1,200円、位置チェック料金(オペレーター対応)が200円、セコムかけつけ料金が10,000円(価格はいずれも税別)