パイオニアは3月10日、完全子会社で地図事業を営むインクリメント・ピーの全事業を、ポラリス・キャピタル・グループが運営するポラリス第5号投資事業有限責任組合等が保有する特別目的会社のPIPホールディングス(以下、買主)に対して譲渡することについて、最終契約を締結したと発表した。
買主は、同取引の実行日は6月1日を予定しており、同日に商号を「インクリメント・ピー株式会社」に変更する予定。
今回の取引は、パイオニアの新たな成長に向けた施策の一環として行われるもの。パイオニアはモビリティ領域におけるハードウェアとソリューションサービスの融合により企業価値の向上を図る方針を2020年に新たに打ち出し、社会課題を解決するソリューションの創出のための投資拡大・事業領域の見直しを行っている。
パイオニアと新生インクリメント・ピーは最重要パートナーとして、地図データの開発や提供における協業を継続していく。