日本電気(NEC)は2月25日、GIGAスクール構想に向けた教育ICT事業強化の一環として、教育機関を対象にNEC教育クラウド「Open Platform for Education(以下OPE)」、学習者用端末、教育支援サービスなどの製品群を拡充し、同日より販売開始することを発表した。

  • 学習eポータルとしてのOPEの役割イメージ

    学習eポータルとしてのOPEの役割イメージ

「OPE」は、GIGAスクール構想で導入される学習者用端末から、全教科対応ドリル教材、実践的英語力を鍛える教材、プログラミング教材などを、シングルサインオンでシームレスに利用可能とするNEC教育クラウド。

今回、デジタル教科書への対応や各種デジタル教材の拡充し、学びの保障学習オンラインシステム(通称:MEXCBT)との接続や、文部科学省が推進する「学習eポータル」としての機能を強化。文部科学省から2021年度以降に予定されている指針が提示され次第、順次提供開始していくという。

また、Wi-Fi6に対応した学習者用端末「NEC Chromebook Y3」や「VersaPro Eシリーズ タイプVR」を追加してラインアップを強化するほか、Wi-Fi6対応の学校向け無線LANアクセスポイント「UNIVERGE QX-W1120」を新たに提供するという。

さらに、アクティブラーニングやグループ学習における発話を可視化するサービス「協働学習支援サービス」やProject Based Learningをオンラインで実践できるプラットフォーム「Online PBL (Project Based Learning) Platform」、高校生の進路選択を支援するプラットフォーム「オンライン進路相談プラットフォーム」といったサービスの実証実験を進めており、2022年から順次提供開始するということだ。