Android Studioデベロップメントチームは2月18日(米国時間)、次期Android OSとなる「Android 12」について、最初のデベロッパープレビューをリリースした。公式ブログのエントリ「Android Developers Blog: First preview of Android 12」において詳しく伝えられている。対応端末はPixel 3 / 3 XL、Pixel 3a / 3a XL、Pixel 4 / 4 XL、Pixel 4a / 4a 5G、およびPixel 5で、公式サイトからシステムイメージをダウンロードしてインストールすることができる。
今回公開されたAndroid 12の主な新機能としては、次のようなものが挙げられる。
- HEVC形式をサポートしていないアプリに対する互換性のあるメディアトランスコーディングの提供
- AVIF画像フォーマットのサポート
- フォアグラウンドサービスの最適化
- 電話のバイブレーターを利用した触覚フィードバック
- 最大24チャンネルのマルチチャンネルオーディオ
- ジェスチャナビゲーションのの改善
- 通知UIを改善し、アプリごとの通知のばらつきを統一
- より速く、より応答性の高い通知の実現
上記のほかに、セキュリティ機能の向上や各種APIの改善なども含まれている。今回リリースされたのはあくまでも開発者向けの初期プレビュー版であり、今後何度かのデベロッパープレビューを経て、2021年の5月頃に一般ユーザー向けのベータ版がリリースされる予定となっている。正式版がリリースされるのは2021年秋頃の見込みである。