セキュアワークス 代表取締役社長 廣川裕司氏は、2021年の年頭所感を発表した。

新年あけましておめでとうございます。新しい年を迎えるにあたり、旧年中に皆様から賜りましたご支援、ご厚情に深く御礼申し上げます。

2020年は新型コロナウィルス ( COVID-19 ) の感染拡大により、日本のみならず世界中が未曽有の事態に直面する一年となりました。罹患された方々には謹んでお見舞い申し上げますとともに、感染の終息と皆様の健康維持を心よりお祈り申し上げます。

このパンデミックは、私たちの働き方にも急激な変化をもたらしました。世界中でテレワークが急速に普及し、クラウドサービスの利用が加速、個人デバイスへの依存度が増加し、多くの組織でサイバー攻撃対象が大幅に拡大した一年となりました。一方で、国内においても大規模なサイバーインシデントが多発し、新たな IT ・ネットワークインフラの隙を狙った APT 攻撃やランサムウェア、フィッシングなどの被害が多数報道されました。昨年8月の日本経済新聞の記事では、VPN脆弱性対応、日本企業に隙「ゼロトラスト」不可欠 として、テレワーク環境における VPN の脆弱性への対応を改めて呼びかけられました。

これを受け、セキュアワークスは、昨年4月には VPNをはじめとするリモートアクセスシステムを対象とする診断サービス リモートアクセス脆弱性アセスメント や テレワークリスクアセスメントを発表し、急遽テレワークを余儀なくされた組織に対するセキュリティ診断サービスを提供してまいりました。

さらに昨年5月には、サイバーセキュリティソリューションの需要拡大に対応し グローバル・パートナー・プログラムを市場投入し、日本においても急増するサイバーセキュリティの需要にお応えするため、より多くのパートナー様とともに日本中の企業・官公庁をご支援する体制の強化を開始しました。

そして12月には、激増するインシデントの抜本的対応強化を狙った、インシデント管理リテーナーを刷新いたしました。これにより、インシデントが発生してからのリアクティブな対応のみならず、セキュアワークスのセキュリティ・リスク・コンサルティング及び各種診断・テストサービス、サイバー・リスク・コンサルティング及びCSIRT 構築支援、アドバイザリー・サービスを、リテーナー契約でご活用頂けるようになりました。リテーナー契約を有効的に活用することで、インシデント発生リスクの最小化だけでなく、万一のインシデント発生時もプロアクティブな対応をご利用をいただけるようになりました。

結果として、2020年も弊社は日本事業の中期計画目標である年率30%売上増を大きく上回ることができました。これも関係各位、皆様のご愛顧の賜物であり深く感謝申し上げます。

来る2021年は、丑年です。我慢の年、発展への準備の年と言われます。弊社は引続き、世界最先端でセキュリティの国際基準である「NIST SP800–171」、「NIST CSF (サイバーセキュリティフレームワーク) 」 の技術・プロセスに則り、業界最高レベルのセキュリティ・リスク・コンサルティング ( SRC ) 、マネージド・セキュリティ・サービス ( MSS ) 、インシデント対応 ( IR ) などのソリューションを駆使し、日本中のお客様の「ビジネスレジリエンス・事業継続・拡大」を支援して参ります。

更なる体制強化を図ってゆく、「セキュアワークス」に今年も、ぜひこ期待下さい。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。