日本ユニシスは12月21日、DevOps(開発チームと運用チームが協力しあってシステムを開発・運用することで、ビジネスの価値を高めるためのさまざまな取り組みを示す概念)セキュアフレームワークである「AlesInfiny(アレスインフィニィ)」を販売開始した。
同サービスはMVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)構築や、素早くPoC(概念実証)を始めるために必要となるDevSecOps(DevOpsによる開発・運用に、セキュリティーを加えた概念)のクラウド製品・サービス群(セキュアPaaS環境、DevOps支援ツール、セキュリティー診断ツールなど)を定義している。
また、対象となるデジタルサービスのビジネス成長ステージやビジネス規模、セキュリティーリスクなどに応じて、リモート監視運用サービスやAP性能監視サービス、その他のサービス運用・運営ツールを組み合せて提供する。
同社は同サービスにより期待できる効果として、ビジネスのスピード・アジリティとサービスの安全性・信頼性の両立および、運用集約とビジネス活動へのリソースシフトの2点を挙げている。
また同サービスの販売開始に伴い、既に提供を開始しているアジャイル導入支援サービスである「AXLab」と組み合わせ、デジタルサービスのアジャイル開発を支援する。加えて、新たなデジタル顧客接点の構築や顧客エンゲージメントの醸成を推進するという、サービスの UX(ユーザーエクスペリエンス)設計や仮説検証型のUX改善支援も強化するとのこと。
同サービスについては、リリースリードタイムの短縮、リリース頻度の向上、限界コスト低減に役立つビジネスアセットの提供など、順次拡張するとしている。デジタルサービスのライフサイクル全体を通じた開発・運用・改善サイクルを、ワンストップで滞りなくマネジメントできる開発・運営マネージドサービスとして、提供していく方針だ。