綜合警備保障(ALSOK)と清水建設は12月17日、オフィスビルや病院などにおける運用をデジタル変革するためのソリューションの提供、実装に向けて、スマートビルソリューションの開発を開始すると発表した。

日本における労働力人口の減少や昨今の新型コロナウイルス感染症拡大などにより、ニューノーマルな対応が日常的に求められる中、オフィスビルや病院などの各施設においては、こうした課題を解決し、各施設としての社会的機能を継続させるため、安定的、継続的な運用が求められている。

ALSOKが開発したロボットと人のコミュニケーションを可能にする警備ロボット「REBORG-Z(リボーグ・ゼット)」は、セキュリティレベルとサービスレベルを向上させ、効率化を高め施設の付加価値を向上させるという。従来REBORG-Zを導入し、移動範囲を複数階に広げるためにはエレベータなどとロボットを直接連携させる必要があり、設定の手間やコスト面で課題があった。

  • 「REBORG-Z(リボーグ・ゼット)」

    「REBORG-Z(リボーグ・ゼット)」

そたのめ、REBORG-Zと清水建設が開発した建物オペレーティングシステム「DX-Core」を連携させることで、DX-Core経由でエレベータだけでなく、自動ドアや入退出管理システムとの容易な連携が可能となり、REBORG-Zの移動範囲をより広げることでセキュリティレベルの向上と省力化を可能としている。

今後、両社はスマートビルディングソリューションの提供に向け、さまざまな製品やソリューションの共同開発を計画している。