Q-Successは11月25日(米国時間)、「WooCommerce is used by more sites than Shopify, Magento, OpenCart and PrestaShop combined.」において、WooCommerceがShopify、Magento、OpenCart、PrestaShopの合計シェアよりも大きなシェアを持っていると伝えた。WooCommerceはWordPress用のeコマースプラグインだが、4つのCMSシェアの合算値を上回るシェアを獲得していることになる。

  • CMSシェア推移 2019年11月〜2020年11月 - 資料: Q-Success提供

    CMSシェア推移 2019年11月〜2020年11月 資料: Q-Success

Q-Successの報告によれば、11月26日におけるWooCommerce、Shopify、Magento、OpenCart、PrestaShopのシェアは次のとおり。

CMS シェア
WooCommerce 11.7%
Shopify 5.1%
Magento 1.2%
OpenCart 1.0%
PrestaShop 0.8%

トップサイトほどShopifyを使う傾向が見られるが、それ以外のサイトではWooCommerceが高いシェアを確保している。WordPressを利用しているユーザーがeコマース機能としてWooCommerceを利用するケースが多いと推測される。

CMS市場においては、シェア第1位のWordPressが2位のShopifyの10倍以上のシェアを確保している。WordPressは長期にわたりシェアの増加を続けており、今後も同様の傾向が続くものと見られる。eコマースに特化したCMSはいくつもあるが、そうしたCMSよりもWordPressで動作するeコマースプラグインのほうがシェアが多く、WordPressがeコマース用途においても強い影響力を持っていることがわかる。