NTTテクノクロスは11月25日、企業の目視確認作業における省力化やミス削減を実現する新たな画像認識AIサービス「MoxiFinder」を発表した。12月中旬より販売開始する。
MoxiFinderは、NTT研究所が開発した変形対応アングルフリー物体検出技術を活用し、スマートフォンや業務システムなどのカメラを対象の商品や機器にかざすだけで、個数や型番、マニュアルなど、調べるのに時間がかかる情報を瞬時に表示するAIサービス。最小限の学習データで正確な画像認識を実現し、省力化やミス削減を支援するという。
袋やパウチなど元の形から変形しやすい物でも、AIが高精度に認識するほか、色違いや見た目の特徴が少ない物でもAIが色や形、さまざまな特徴から複合的に認識するという。例えば、車の部品交換において、部品にタグやラベルがなくても画像から認識し、交換すべき部品の特定にかかる時間を削減するとしている。
さらに、複数の物が混在していてもそれぞれ認識可能。物流倉庫での出荷検品や小売店での棚割りなど、複数の物も一括で認識して管理できるということだ。