日立ソリューションズ・クリエイトは11月17日、企業におけるセキュリティ人材の育成を目的に、セキュリティやハッキングに関し高度な知識を持ち、EC-Council(電子商取引コンサルタント国際評議会)の認定資格CEH(Certified Ethical Hacker:認定ホワイトハッカー)を保有する同社の専任技術者(ホワイトハットハッカー)が講師を務めるオンラインサービス「サイバーセキュリティトレーニング」の販売を開始した。提供開始は12月1日を予定し、2023年度までに売上累計2憶円を計画している。
サイバーセキュリティトレーニングは、同社のホワイトハットハッカーが講義する動画の配信に加え、双方向のライブ中継でリアルタイムに質疑応答が可能な新しいスタイルのトレーニングサービス。受講者は、業務の都合に合わせて動画で繰り返し学習できるほか、疑問点はライブ形式の質疑応答にて解決できるため、理解を深め、定着させることを可能としている。
主な特徴としては、サイバーセキュリティに精通した同社のホワイトハットハッカーが、教材の作成・講義を行い、講義にはマルウェアやサイバー攻撃の疑似体験も含まれており、現場で役立つノウハウやスキルを体験しながら習得することができる。
また、講義動画は一定期間繰り返し再生可能なため、不得意な部分の復習など、自分のペースで学習することが可能なほか、それぞれのカリキュラムはいくつかの短時間の講義動画で構成され、PC、スマートフォン、タブレットで受講できるため、業務の合間でも学習することを可能としている。講義動画の受講後、別途ライブ中継でリアルタイムな質疑応答が可能なため、疑問点をその場で解決・定着させることが可能になり、動画配信とライブ中継を融合した新たなスタイルとすることで学習効果を高めることができるという。
さらに、講義の中で日立グループにおいてマルウェアを解析している現場の研究者や、サイバー攻撃の対応をしているセキュリティアナリストと同社のホワイトハットハッカーによるセキュリティの最新情勢を交えた対談などの内容を提供する。
同社では、企業・組織を対象に、セキュリティご担当者(初級者)およびサイバーセキュリティについて学びたい人にサイバー攻撃を受けた時の対応にフォーカスした入門・初級のトレーニングを用意。サイバーセキュリティの基礎知識がない場合でも、入門レベルから受講できる。今後、中級・上級レベルのコースの追加、トレーニングコースの拡充を図る考えだ。