GNUは米国時間2020年11月5日、GNU Zile バージョン2.4.15のリリースをメーリングリストで報告した。GNU ZileはGNU Emacsのクローンとして2008年4月に誕生し、軽量なGNU Emacsとして軽量なフットプリントシステムと迅速な編集セッションを目的に開発が続けられてきた。

  • WSLで実行中のGNU Zile バージョン2.4.15

    WSLで実行中のGNU Zile バージョン2.4.15

バージョン2.4.15はコードのクリーンアップといくつかのバグフィックスが加わり、Lispのインタープリタがクラッシュする可能性を修正している。また、ビルド関連の変更点として、Gnulibなどのアップデートを含んだ改善や古いファイルの削除も行われた。その他の目立った変更点としてdocstrings(ドキュメンテーション文字列)のEmacs 27.1に合わせて更新している。前バージョンのGNU Zile バージョン2.4.14がリリースされたのは2017年10月だった。

阿久津良和(Cactus)