日立ソリューションズは10月27日、建設業や製造業に向けて「労働安全衛生マネジメント支援ソリューション」を、10月28日から提供開始することを発表した。

  • 労働安全衛生マネジメント支援ソリューションの概念図

    労働安全衛生マネジメント支援ソリューションの概念図

同ソリューションは、厚生労働省の「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針(OSHMS指針)」やISO45001を中心に厳格化する労働安全衛生の法規制・コンプライアンスへの対応において、労働安全衛生に関する計画の作成から実施、評価および改善までのPDCAの運用を支援する情報共有システムを提供するもの。

労働安全衛生方針や作業ルール、目標、計画内容、およびその実施状況などの文書を集約し、管理することで業務ノウハウの蓄積と情報への容易なアクセスを実現し、安全管理の質向上を支援するという。

  • 「労働安全衛生マネジメント支援ソリューション」で構築されるシステムのイメージ

    「労働安全衛生マネジメント支援ソリューション」で構築されるシステムのイメージ

また、リスクアセスメントやヒヤリハットの記録をワークフローで報告することで、本社と現場の情報共有の効率化を支援するほか、活動状況や現状の課題をダッシュボードで可視化して、労働安全衛生計画に対する実績を評価できるという。さらに、本社側が現場における労働安全衛生計画の実施状況を把握してフォローアップができるため、安全管理のための現場訪問(安全パトロール)の回数を削減できるとしている。