Q-Successは10月12日(米国時間)、「66% of all websites now redirect to https, up from 22.5% three years ago.」において、HTTPSへリダイレクトするWebサイトの割合が全体の66%に到達したと伝えた。3年前は22.5%だった。3年前と比較すると増加のペースは穏やかになっているが、それでもコンスタントにHTTPSをデフォルトのプロトコルとして採用するWebサイトが増えている。

  • HTTPSをデフォルトプロトコルに設定しているWebサイトの割合推移グラフ 2019年10月1日〜2020年10月1日 - 資料: Q-Success提供

    HTTPSをデフォルトプロトコルに設定しているWebサイトの割合推移グラフ 2019年10月1日〜2020年10月1日  資料: Q-Success提供

主要なWebブラウザやWebサービスのベンダはデフォルトプロトコルとしてHTTPSを普及させる取り組みを進めてみた。HTTPSを使用することで通信内容を暗号化でき、より安全な通信が行えると考えられている。しかし、これまでHTTPSは業界の期待ほどは普及してこなかった。現在でもHTTPSを利用していないサイトの割合は33%ほど存在していることになる。

しかし、GoogleがHTTPSを使用しているサイトのランキングを上げるといった取り組みを始めたことや、無償で入手可能なSSL/TLSサーバ証明書が普及したこともあって、HTTPSの採用は増加の傾向を続けている。今後も同様の傾向が続くことが予測され、向こう数年でさらにHTTPSの割合が増加するものと見られる。