Q-Successは8月18日(米国時間)、「Usage Statistics and Market Share of Shopify, August 2020」において、Shopifyの市場シェアが全Webサイトの2.8%に拡大したと伝えた。使用しているCMS(Content Management System)の種類が判明しているWebサイトにおけるシェアは4.6%となっており、CMS市場においてはWordPressに次いで第2位となっている。
Shopifyはカナダに拠点を置くShopify社が提供しているEコマース用のプラットフォームである。CMS市場ではWordPress、Joomla、Drupalが長期にわたって高いシェアを維持し続けてきたが、ここ数年でShopifyが急速にシェア拡大しており、2020年5月のレポートでJoomlaを抜いて第2位のCMSとなった。
2019年8月のCMS市場におけるShopifyのシェアは1.6%であり、1年間で1.2%の成長を遂げている。変化が小さいと言われるCMS市場において、これは驚異的な成長速度と言える。調査に使われたCMSの過去1年間のシェアの変遷は、次のページで閲覧できる。
圧倒的な強さを誇る1位のWordPressを除けば、他のCMSのシェアはほぼ横ばいであるのに対し、Shopifyは右肩上がりで依然として成長中なことがわかる。
Shopifyは順調にシェアを伸ばしている一方で、英語圏以外ではあまり使われていないことも判明している。2020年5月に公開された次のレポートでは、Shopifyの93.7%は英語サイトで使われており、スペイン語・フランス語・ポルトガル語・ドイツ語の割合はわずか1%前後であることが示されている。国別に見ても、ニュージーランド・フィリピン・オーストラリアなどで高いシェアを持つ一方で、日本では0.6%と低いシェアにとどまっている。