Microsoftは7月28日(米国時間)、「Announcing Tasks in Microsoft Teams public rollout - Microsoft Tech Community - 1502225」において、同社のコラボレーションツールであるMicrosoft Teamsにタスク管理機能を追加したと伝えた。「Tasks in Teams」と呼ばれるこの機能は、まずはデスクトップ版が、同日から9月にかけてユーザーグループ向けに順次展開される。モバイル版の展開はデスクトップのロールアウトが完了してから開始される。
Tasks in Teamsは、2019年に開催された開発者イベント「Ignite」において発表された機能。Tasks in Teamsにアクセスする場所は2つ用意されている。1つはTeamsの左側のサイドレールのアプリとして提供されるもので、こちらはMicrosoft PlannerとMicrosoft To Doの両方のタスクを表示することができる。もう1つは個々のチーム内のタブとして表示されるもので、こちらではPlannerのタスクのみが表示される。
デスクトップ版のTasks in Teamsのアプリ名は、当初は「Planner」になっており、数週間でGA(General Availability)版である「Tasks by Planner and To Do」に変更される。その後、2020年後半に「Tasks」という名称に変わる。既存のユーザーを混乱させないように配慮した結果、段階的に名前を変えていくというプロセスが取られることになったという。
Tasks in Teamsで利用できる機能や使用方法は、Microsoftによる以下の公式ドキュメントで詳しく解説されている。
Teams in Tasksは、Microsoft 365アプリ全体で統合されたタスク管理機能を提供するための第一歩になるという。例えば、近い将来、WordやExcel、およびPowerPoint内の@メンションからのタスク追加などが提供される予定だ。これらの取り組みは「Tasks in Microsoft 365」と呼ばれており、チームによる共同作業のサポートをさらに強化するものとして期待されている。