米マイクロソフトは6月23日(現地時間)、Web会議サービス「Microsoft Teams」において、個人ユーザー向けの新機能をモバイル版プレビューで提供開始すると発表した。新機能自体は、今年3月に発表されていた。
同社は、Teamsが企業では、チャットやWeb 会議、音声通話、コラボレーションができるチームワークのハブとして利用されているが、個人ユーザー間ではそれが実現されてないとして、Teamsが個人ユーザーにおいてもコミュニケーションのハブとなるよう、新機能を発表したという。
新機能を利用するにあたって、同社はグループを作成することを推奨している。チャットや通話のグループを作成することで、家族とのつながりが維持できるほか、さまざまなグループとつながることができる。
また、リストやドキュメント、予定表をグループのダッシュボード内で共有することで、整理された状態を保つことが可能になる。ダッシュボードでは、チャットや作業、写真、ビデオ、グループカレンダーなど、共有した内容を簡単に遡ることができ、会話やプロジェクトの続きを再開する際にも役立つ。
加えて、他のMicrosoft 365アプリケーションと連携している機能を用いて、WordやExcel、PowerPointなどを簡単にTeams アプリ内で共有することができる。ドキュメントは OneDriveに保存されるため、スマートフォンが手元になくても他のデバイスからアクセス可能だという。
そのほか、位置情報の共有機能も提供される。この機能を利用することで、食料品店にいるので牛乳を買って帰ることもできるといったことを家族に知らせることが可能になる。
新機能の一般提供とデスクトップ版およびWeb版Teamsへの機能拡張は、今年後半を予定している。