東京都は6月5日、多くの人が訪れる都立施設(美術館や図書館など)を対象に、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から「東京版新型コロナ見守りサービス」を構築し、提供を開始すると発表した。

  • 東京版新型コロナ見守りサービス

同サービスは、都立施設で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生した場合に、施設の訪問履歴に基づき利用者に感染情報を通知する仕組み。

利用にあたっての登録は、アプリのダウンロードが不要な「都立施設入館システム」とLINE「新型コロナ対策パーソナルサポート」から選択し、施設入口に掲示してあるQRコードをスマートフォン等のカメラで読み取ることで行える。 通知については、登録時に選択したサービス(メールもしくはLINE)で受け取ることが可能。

東京都は、「同サービス導入により、市中感染リスクの低減や早期相談につなげ、『新しい日常』の定着とともに、 第2波への備えを強化していきます」としている。

2020年6月12日から開始・順次拡大し、ワクチンや治療薬の開発など、感染不安が少なくなった段階で終了予定という。

予定対象施設は、以下の表のとおりで順次拡大していく方針だ。

  • 東京版新型コロナ見守りサービス 対象施設(予定)