KDDIは6月1日、同社が提供する「KDDI IoTクラウド Standard」の新機能として、AIによりメーター点検業務を効率化する「検針オプション」提供開始すると発表した。

  • 「KDDI IoTクラウド Standard 検針オプション」概念図・利用イメージ

同サービスは、専用アプリをダウンロードし、スマートフォンからメーターを撮影するだけで、リアルタイムで検針データをクラウド上で自動で蓄積・管理でき、設定した異常値などの閾(しきい)値に対して、アラートを受信することが可能だ。温湿度センサーなどさまざまなセンサーから収集したデータ情報と合わせてクラウド上で一元管理することもできる。

また、今まで手作業で実施していたデータ入力業務が自動化されることで、作業時間やコストの削減をもたらし、点検作業時の計測ミス・記載漏れ・データ改ざんを減らすことにも役立つ。既存のメーターはそのまま利用可能で、大規模な設備投資は不要だという。

なお、専用アプリで撮影したデータからAIで画像認識・検針データの読み取りを行う機能、および、自動で台帳記録する機能はGMOクラウドが提供する「hakaru.ai byGMO」を採用している。

価格はいずれも税別で、初期費用として契約事務手数料が1万円、月額費用は、サービス利用料が1IDにつき5,000円、検針オプションが2万円(20メーター)からとなっている。