ネオスは5月21日、IoTサービスにおける企画から、システムやデバイスの開発、プラットフォームの構築までワンストップで対応可能なIoTソリューションの提供を開始したと発表した。

同サービスは、IoTサービスの企画支援や、土台となるプラットフォームの構築、管理システムの開発まで網羅的に対応している。さらに、同社の子会社であるIT機器開発・製造のジェネシスにて、専用のデバイス製造にも対応しており、ハードウェアからソフトウェアまでワンストップで提供することができるという。

  • IoTソリューションの概要

同サービスでは、利用者のアイデアや製品/サービス/技術などのアセットをベースに、どのようなIoTサービスが展開できるのか、また検討しているサービスの実現性など、同社のエンジニアチームがともに検証し、最適な構成プランを提案する。

プラットフォームとしては、AWS(Amazon Web Services))の各種サービスを活用しており、デバイスとクラウド間の通信時におけるセキュリティの確保やユースケースに応じた柔軟なシステム構築を可能にする。

また、各デバイスの管理機能も標準で提供しており、サービスにひもづくデバイス情報を把握し、ファームウェアのバージョンアップ指示やデバイス上のアプリケーションの入れ替えなども行えるという。

  • IoTソリューションの活用イメージ

さらに、カメラデバイスからの映像を簡単に視聴・保存する環境をクラウド上に構築するとともに、AWSのディープラーニングサービスと連携させることで、録画した映像の解析を行うことができる。活用例として、店舗や路上に設置することで、防犯カメラとしての役割だけでなく性別や年代などを分析してマーケティングや統計などが挙げられる。