アステリアは4月8日、新型コロナウイルス関連肺炎の感染予防対策として、モバイルアプリ作成ツールである「Platio(プラティオ)」を使った「検温レポートアプリ」を提供開始した。

  • 利用イメージ

政府が3月28日に発表した「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」では、発熱などの風邪症状が見られる労働者へのテレワークの指示を含む出勤免除や外出自粛を勧奨していることから、多くの企業・団体で従業員や職員に対する毎朝の検温を行っている。 同社の調査によると、体温は毎朝出社前に紙に記入して出社時に提出し、発熱時には電話などで会社に連絡するという形態を多くの企業・団体で取っているという。

  • 検温結果や自覚症状の入力イメージ

  • 労務管理担当者向けの一覧画面

同社は、紙で行っていた検温結果の報告にスマートフォンアプリを使用することで、ペーパーレスかつワンストップでの報告を可能にするという同アプリを作成した。

同アプリは、同社のモバイルアプリ作成ツールである「Platio」を使用して作成したもの。

労務管理担当者へのプッシュ通知イメージ

社員や職員は、自分のスマートフォンから手軽に体温などを報告でき、自らの健康状態の継続的な把握が可能になるという。報告したデータはクラウド上に蓄積し、労務管理担当者が一元管理・確認できる。

労務管理担当者は、報告した社員などの健康状態を一括で確認可能であり、発熱を検知した場合は同アプリが即座にプッシュ通知で連絡するため、タイムリーかつ確実に社員の健康状態を確認できるとしている。

同アプリの提供対象は、同社のテレワーク支援で無償利用中のユーザーを含むPlatioユーザーであり、Platioのテンプレートとして提供する。

なお同社は5月末まで、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的としたテレワーク支援アプリの無償提供を実施している。