The Eclipse Foundationは現地時間31日、新たなOSSのIDE「Eclipse Theia 1.0」をリリースしたことを発表した。

ギリシャ神話の女神テイアを冠するEclipse Theiaは、コード補完やターミナルを搭載し、プラグインでの機能拡張にも対応。"Visual Studio Code"の代替え(Alternative)を狙うクラウド&Desktop環境に対応するコードエディターとなる。Eclipse Public License 2.0のもとソースコードやシナリオごとのインストール、開発手法ガイドがGitHubに公開されている。

Early contributors(貢献者)にはARM、Arduino、EclipseSource、Ericsson、Gitpod、Google Cloud、IBM、Red Hat、SAP、TypeFoxと企業やサービス名が並んでいる。The Eclipse FoundationのMike Milinkovich氏は、ベンダーニュートラルなOSSフレームワークの提供が可能になることや人気のあるVSC拡張機能の再利用など、モダンでプロフェッショナルな開発体験を提供したい組織にとって大きなメリットになることを述べている。

VS Codeとの違いとして、アーキテクチャがよりモジュール化されておりカスタマイズの幅が広いこと、デスクトップとクラウドの両方で実行できるようにはじめから設計されていることなどを挙げている。

  • クラウドサービスGitpodでの実行画面

    クラウドサービスGitpodでの実行画面