A10ネットワークスは2月5日、サービス事業者の5GやNFVによるビジネス変革を支援するための製品群「A10 Orion 5G Security Suite」を日本市場で提供開始すると発表した。

A10 Orion 5G Security Suiteは、5GおよびNFV戦略を成功させるためのクラウドネイティブアーキテクチャ向けに設計された包括的なセキュアアプリケーション製品群。

新製品群は同社が提供するハイパフォーマンスセキュリティプラットフォーム「A10 Thunder CFW」やDDoS対策の「A10 Thunder TPS」、アプリケーションの分析と一元管理を行う「A10 Harmony Controller」などの5G向け製品を統合している。

5G要件を満たすセキュリティやスケーラビリティ、アジリティ、分析機能を提供するほか、5G対応における主要パートナー企業のソリューションとの連携を通じて、サービス事業者が将来的に必要とするネットワークの確立をサポートする。

すでに、同社は日本も含む世界で商用5Gネットワークを運用しているサービス事業者と連携し、セキュリティや信頼性、パフォーマンスの向上といった重要な5G要件を満たせるようソリューションを改善しており、相互接続された物理・仮想新製品群は今後の5Gユースケースに要求される低遅延、大規模化、信頼性向上、TCO削減のすべてを実現するという。

また、既存および新興のモバイルネットワークアーキテクチャにおけるGi-LAN、仮想化モバイルコア(vEPC)、およびマルチアクセスエッジコンピューティング(MEC)環境のアジリティ、統合サービス、大規模化、低遅延通信の要件に対応。

新製品群を構成するクラウドネイティブなセキュリティサービスは、最先端技術を活用して規模やパフォーマンスを維持しながらアジリティを提供することに加え、GiFWを使用したデータプレーンの保護だけでなく、完全な可視性によりコントロールプレーンとシグナリングプレーンも保護するという。