2020年の年頭にあたり、日本テラデータ 代表取締役社長の髙橋倫二氏は、以下の年頭所感を発表した。
新年おめでとうございます。
デジタルトランスフォーメーション(DX)があらゆる業種、業態で進む中、今年はDXが作り出す次のステージへ踏み出すための準備を早急に進めるべき一年となるでしょう。DXの大きなうねりは「差別化要因」であったテクノロジーを、すべての企業が活用していることが当たり前の世界へと変えようとしています。市場においては、新たなビジネスモデルが次々と生まれ、顧客の期待も大きく変化し続け、テクノロジーはさらなる進歩を遂げるでしょう。業界、市場、地域の壁は取り払われ、企業はかつてない規模の創造的破壊に直面し、“破壊者"との闘いに挑み、生き残りを掛けた次の一手を速やかに繰り出し続けることが求められるようになります。このパラダイム・シフトはすでに始まっています。しかも、これから驚異的なスピードで進み、企業はビジネス革新を早急に進めることを余儀なくさせられるでしょう。
テラデータが昨年10月に世界規模で実施した企業調査によると、企業がこのパラダイム・シフトにおいてビジネスで成功するために「5つのフォース(力)」を獲得する必要があることが見えてきました。それは、「ハイパーディスラプション(かつてない規模の創造的破壊)へ適応」、「デジタル化の完遂」、「オペレーション自動化の推進」、「クラウドの活用」、「ITのコンシューマー化」です。
ハイパーディスラプションは起こるべきものとして考え、より戦略的にデータとアナリティクスを活用し、対処することが求められます。高度にパーソナライズされた顧客体験への要求に応えるために、デジタル化の実現なしには企業の生き残りは図れないでしょう。そうしたデジタル化で生まれる膨大なデータを活用するためにAIやマシンラーニングによる高度な分析とオペレーションへの適用が求められ、それらを大規模かつ効率的に適用するためにクラウドの利用が加速するでしょう。そして、これらを実現するテクノロジーを一般消費者が利用するようなシンプルで使いやすいものにすることが必要となります。スマートフォンのアプリケーションを使うように、全社員が様々なインサイト、ビジネスプロセスを簡単に活用できる環境を整えることが企業には求められます。データ活用なしにこのパラダイム・シフト、そして、その先にある新たなステージにおいてビジネスを成功させることは出来ないでしょう。
テラデータは、最新のテクノロジーを活用したクラウド・ファーストのデータ・アナリティクス基盤ソフトウェア「Teradata Vantage」と全世界で約5,000名の「Teradata Consulting」のエキスパートで、お客様の「5つのフォース」を実現します。そして、データとアナリティクスを駆使して、お客様の次の一手となる、ビジネス革新を起こすための『答え』を見つける支援をして参ります。
テラデータは、データ・アナリティクス・ソフトウェアのリーディング・プロバイダーとしての知見と経験を生かし、お客様にとって価値ある「答え」を獲得する信頼されるパートナーであり続けたいと考えております。
本年も、日本テラデータにぜひご期待頂きますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。今年が、皆様にとりまして実り多き1年となりますことを、心よりご祈念申し上げます。