電通デジタルと電通の横断プロジェクト「電通グロースハックプロジェクト(GHPJ)」は10日、米国・Amplitudeのグロースハック向けユーザー行動分析ツール「Amplitude」のスタートアップ支援プランを、同日より提供開始したことを発表した。
同プランの対象となるのは、「設立2年以内」、「累計資金調達額5億円以内」、「従業員20名以内」という条件のすべてに合致するスタートアップ企業で、年間300万円以上かかるツールが1年間無償で提供される。
Amplitudeは、セッション軸ではなくユーザー軸でのユーザー行動分析を容易に実現できるのが特徴で、オンオフ横断かつクロスデバイスによるユーザー分析が可能。ユーザー単位によるペルソナの自動作成により、顧客理解をさらに深めるとともにリテンションに寄与する「マジックナンバー(先行指標)」を容易に得られるという。
また、ファネル、リテンション、アクティブユーザー分析など、ユーザーの行動分析に必要なAI自動分析チャートを15種類以上内蔵するほか、North Star MetricやKPIに対する施策貢献度の可視化、ダッシュボード上で分析結果や考察コメントを共有でき、サービス担当者は同プランを活用してグロースハックを実践することで、よりスピーディーにサービス改善を図れるとしている。
なお、Amplitudeの導入に際しては認定資格の保有者が実装を担当し、要望に合わせてGHPJによるインハウス支援、データ活用コンサルティングなども有償(特別価格)で行うということだ。