UiPathは5日、SAP ERPおよびSAP S/4HANAユーザー企業および導入予定企業における課題解決を支援するため、「SAP事業推進グループ」を新設し、同日より業務を開始したことを発表した。

「SAP事業推進グループ」は、RPAの活用によりSAP S/4HANAへのスムーズな移行支援をするとともに、業務プロセスの見直しやそれに伴う働き方改革を推進するための専任組織。

具体的には、SAP S/4HANAでの導入/移行フェーズとして、RPAを用いた効率的なSAP S/4HANAの導入手法や保守運用を見据えた合理的なSAP S/4HANAシステムアーキテクチャーの構築、SAP S/4HANA向けコンポーネントを活用したPoC(概念実証)を行う。

SAP S/4HANAでの運用フェーズとして、SAP S/4HANA向けコンポーネントを活用した業務自動化の促進、システムアーキテクチャーのシンプル化やBPRを目指したRPAでのアドオン代替の検討といった支援を展開していくという。

また、SAP S/4HANA連携の標準ツールとして、「UiPath Reusable Component for SAP S/4HANA」「UiPath BAPI Automation for SAP S/4HANA」を「UiPath Go!」にて無償提供するとうことだ。

SAP S/4HANA連携ソリューションは、国内のSAPユーザーおよびSAPパートナーの意見をフィードバックしながら開発が進められており、日本語で提供予定となっている。