三菱商事は3日、同社デジタル戦略強化に向けて100%出資の子会社MC Digital, Inc(エムシーデジタル株式会社)の設立を発表した。
2018年11月に同社が発表した「中期経営戦略2021」(公式Webサイト内)では、総合商社として広い分野に携わる同社の事業ポートフォリオを分析した事業戦略を提示。これらを支えるデジタル戦略も強化、デジタル戦略部を立ち上げるなど既存の事業、全産業を俯瞰した構想を打ち出している。
MC Digital, Incは、さらなるデジタル戦略強化のために9月12日に資本金は1億円で設立、新たなビジネスモデルや事業価値を構築する"デジタルトランスフォーメーション"をいっそう進めるために、そのコア技術の内製化を目的としている。
具体的には三菱商事の新規事業担当者が立案した戦略のデジタル技術を活用した開発、パートナー間での提携、M&Aに際する先端技術の評価を述べている。また外部からのCTO(Chief Technology Officer)招聘、機械学習やソフトウェアの知見を有したエンジニア、UI/UXデザイナーの継続的採用を行い数年内に20から40名の体制を構築を目指す。
MC Digitalの公式サイトには、"三菱商事が手がける全産業をフィールドに、進歩を加速させるデジタルプラットフォームを構築"すると述べてある。