デルとEMCジャパン(デル テクノロジーズ)は10月8日、「Dell EMC Isilon」のオペレーティングシステム(OS)の最新版「Isilon OneFS 8.2.1」を発表した。
最新版のOSにより、Isilon F810の利用可能な容量が最大140%向上。ストレージ管理者は、爆発的に増加するデータを管理しながら、保有しているデータ資産の価値を最大限に引き出すことが可能になるという。
Dell EMC Isilon F810オールフラッシュ プラットフォームに、インライン重複排除機能およびハードウェアベースのインライン圧縮機能を提供し、データセンターにおけるフットプリントの省スペース化を促進しながら、ストレージリソースを最適化できる。
Dell EMC Isilonは同OSが基盤となることで、ストレージをモダナイズして、ITトランスフォーメーションをサポートできる。また、Isilon F810はオートモーティブ、EDA、AI/データアナリティクス、メディア エンターテインメントなどのワークロードに対応し、高い性能とストレージ容量を提供するという。
ほかにも、Isilon F810オールフラッシュ プラットフォームで最大3:1のインラインデータ削減を実現し、利用可能な容量を最大139PBまで拡張できる。この処理は、同OSが稼働するすべてのIsilonストレージプラットフォームとシームレスに相互運用が可能だという。ストレージ容量の増加と効率の向上により、データセンターの省スペース化および利用するリソースの削減を実現するとしている。
なお、同OSはデル、EMCジャパンおよび両社のビジネスパートナーから提供され、価格は「個別見積もり」となる。