軽貨物クラウドソーシング事業を営むCBclouとソフトバンクは9月10日、運送分野のIT化に係る業務提携契約を締結したと発表した。
CBcloudは、2013年の設立以来、軽貨物と荷主を即時につなぐマッチングプラットフォーム「PickGo」や、AIやブロックチェーンを活用した動態管理システム「ichimana」を提供する。
今回の業務提携は、ソフトバンクが目指す効率的なサプライチェーンのラストワンマイルの配送を担う軽貨物および一般貨物の運送領域において、CBcloudが有するITを活用したプラットフォームおよびソリューションを提供するもの。
ソフトバンクは、7月2日に開催された法人向けの事業戦略説明会で、イオン九州とネットスーパーの注文品の配送する業務を、地域の配送ドライバーとマッチングするシステムの実証実験に今後取り組んでいくとしていた。
ラストワンマイルの軽貨物運送領域においては、CBcloudの「PickGo」と連携して全国で約12,000人以上の軽貨物ドライバーが登録するマッチングプラットフォームを提供するとともに、宅配の効率化ソリューションであるCBcloudの「LAMS(ラムズ)」を活用し、効率的なルート配送や荷積みノウハウの提供、受領サインの電子化など、ITを活用して軽貨物ドライバーの業務の自動化・効率化を行うという。
一般貨物運送領域においては、基幹配送を担う中小運送事業者の開拓と、同事業者へのCBcloudの業務支援システムおよび通信サービス・スマートフォンの提供を、両社で連携して行う。