QTnetは9月2日、「データセンター福岡姪浜」「データセンター福岡空港」に続く、3拠点目のデータセンター(DC)「データセンター博多駅」の運用を開始した。

新DCの建物構造は免震、延床面積1万平方メートル、ラック数は最大1400ラック、電源は実効8kVA/ラック(最大30kVA)、受電方式は異変電所2系統、無停電電源装置ろ非常用発電機は冗長構成とし、通信回線は複数ルート引き込み、複数キャリア対応となる。

主な特徴として「災害に強い堅牢・高信頼なファシリティ」「利便性の高い立地環境」「安心と信頼のサポート体制」の3つを挙げている。

ファシリティは大規模災害時の継続運用を想定したJDCC ティア 4(日本データセンター協会が定めるDCの堅牢性・可用性・セキュリティ性能を表す基準)を満たす設計となっているほか、立地環境については博多駅から徒歩数分、福岡空港からも10数分と好アクセスな環境に位置している。また、サポート体制は7段階の多重セキュリティや24 時間365日の有人監視体制で対応する。

近年、デジタルデータを活用したビジネス展開や災害発生時の BCP(事業継続計画)対策として、データ管理・運用の重要性は年々高まっており、新DCは九州をはじめとした首都圏などの顧客の事業と発展に貢献するメイン・バックアップサイト拠点を目指す方針だ。