ZenmuTech(ゼンムテック)は2日、ユーザーデータをPCとクラウド上に分散管理する分散型仮想デスクトップソリューション「ZENMU Virtual Desktop」の提供を開始した。
6月のβ版提供を経て正式版となった「ZENMU Virtual Desktop」は、クラウド上の分散片を用いて、PC利用時に元データを復元。未利用時には、PC/クラウド上ともに分散片のみが存在し、元データが無い状態を保つ仕組みを持つ。同社は、コアテクノロジーに元データへのブロック単位での暗号化、別個に保管される分散片がそろわないと復元できないAONT(All-or-Nothing Transform)方式と呼ばれる秘密分散技術を活用している。
公式サイトにはその基本動作が動画で掲載されているが、Windows 10ログイン後に表示されるZENMU Virtual Desktopの「START」ボタンを押すと、クラウド上の分散片へアクセスし処理を行うとデスクトップが立ち上がる。ドライブにはCドライブが表示されず、分散データにより生成される仮想ドライブのみが表示されている。
クライアント動作環境にWindows 10 64bit版(バージョン1709以降)、税別月額780円(年間契約)で利用可能。