アルプス システム インテグレーション(ALSI)は8月30日、同社の情報漏洩対策シリーズである「InterSafe ILP(インターセーフ アイエルピー)」をクラウドで利用できる「InterSafe ILP Cloud(インターセーフ アイエルピー クラウド)」を提供開始した。
価格は、ファイル自動暗号化が1端末あたり月額1000円(税別)、デバイス制御が同500円(税別)、セキュリティUSBメモリ作成が同500円(税別)。
今回提供を開始したのは、ファイルの自動暗号化である「InterSafe FileProtection Cloud」、デバイス制御である「InterSafe DeviceControl Cloud」、セキュリティUSBメモリ作成である「InterSafe SecureDevice Cloud」の3種類。
InterSafe FileProtection Cloudは、ファイルを保存する際に自動的に暗号化する。ファイル利用者による操作が一切不要なため、暗号化忘れやパスワードの付け忘れが起きないという。
InterSafe DeviceControl Cloudは、端末(PC)、スマートフォンやタブレット、USBメモリなど外部デバイスの利用管理に加えて、ネットワーク利用制限やプリンタ利用制御、さらには外部メディアへの書き込み制御などのコントロールが可能。PCから各種デバイス(USBメモリなど)へのデータ持ち出しを綿密に管理し禁止することで、個人情報漏洩を防止し、組織レベルでのPCセキュリティ対策を実現するとしている。
InterSafe SecureDevice Cloudは、汎用USBメモリをセキュリティUSBメモリに変換する。接続先PCが登録済みかどうかをチェックし、セキュリティUSBメモリを登録していないPCに接続した際には、PCへのデータコピー及び移動を制御するため、自宅持ち帰り後の情報漏洩を防止する。
また、パスワード認証によるロック機能とメモリ領域の暗号化により、盗難・紛失対策にも有効だという。
クラウド版の提供により、管理サーバを導入・構築せずにクラウド上でInterSafe ILPを利用可能になるため、これまでサーバの構築/運用管理負担の面から対応が遅れていた中堅・中小企業や教育機関などにおいても、迅速かつ手軽に情報漏洩対策が可能になるとしている。