インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月10日、VMwareと「マネージドサービスプロバイダー(MSP)」契約を締結し、同社が提供するクラウドサービス「VMware Cloud on AWS」のライセンス提供を開始した。
VMware Cloud on AWSは、AWS(Amazon Web Service)のベアメタル環境上で稼働するVMwareソフトウェアベースのクラウドサービス。
IIJは、「IIJクラウドサブスクリプションライセンス」に、新たにVMware Cloud on AWSを追加し、マネージドサービスプロバイダー(MSP)として「IIJクラウドサブスクリプションライセンス/VMware Cloud on AWS」を提供する。
また、ユーザーのサイトにあるVMware vSphereで構築された仮想環境を、VMware Cloud on AWSへ拡張する際の移行支援や構築・運用サポートにも対応する。環境調査、クラウド化提案、移行プランニング、テスト、移行作業等を支援するのに加え、移行後の運用・保守サポートを24時間/365日体制で提供するということだ。
さらに、IIJのバックボーン上にユーザー専用のプライベートネットワークを構築する「IIJプライベートバックボーンサービス」を経由し、AWSの閉域網接続サービス「AWS Direct Connect」に繋ぐことで、ユーザーのサイトからAWSまで安全かつ低遅延のネットワーク環境でクラウドリソースを利用できるとしている。
なお、利用料金は個別見積もり。