アシックスとNECソリューションイノベータは7月2日、共同開発した「NEC 歩行姿勢測定システム」に新機能を追加し、歩行姿勢改善プログラム「歩行姿勢に応じたおすすめエクササイズ」の提供を開始した。価格(NEC 歩行姿勢測定システム、Windows PC、Kinect v2センサなどのハードウェアは別途必要)は、いずれも税別で1ライセンスあたりライト版とノーマル版が20万円、統合版が30万円、今後2年間で500ライセンスの導入を目指す。

歩行姿勢測定システムは「歩行速度」「歩幅」「胸腰部の上下動」「足の上がり角度」など36項目を測定し、身体全体の歩行姿勢を年齢と性別に応じた基準で点数化できるシステム。

3Dセンサに向かって約6mの距離を普段どおりに歩くだけで全身の関節角度が計測でき、測定ノウハウや測定用マーカーなどを必要としないため、専門の測定員でなくても手軽に扱えることが特徴となっている。

今回、提供を開始した歩行姿勢に応じたおすすめエクササイズでは、同システムで測定した歩行姿勢の結果から、歩行姿勢を改善するための運動プログラムを提示し、運動プログラムの内容は「筋力トレーニング」「ストレッチ」「動きのドリル/歩行姿勢のポイント」「歩行プラン」で構成しており、負荷の少ないライト版、より負荷の高いノーマル版、これら2つを組み合わせた統合版の3種類を用意。

  • 「歩行姿勢のポイント」と「歩行プラン」の画面イメージ

    「歩行姿勢のポイント」と「歩行プラン」の画面イメージ

新機能の追加により、歩行姿勢を指導する専門家がいない場合でも、歩行姿勢の測定・改善を効果的に行うことを可能としている。