Microsoftは現地時間12日、公式ブログ「Windows Command Line Tools For Developers」において、次期Windows Subsystem for LinuxとなるWSL 2が、Build 18917(20H1)で利用可能になったことを発表した。開発者向けのWindows Insider ProgramのFastリングユーザーはアップデートし、これを試すことが可能になる。
ELF64 Linux binariesが実行可能となるWSL 2は、新たなアーキテクチャを採用し、高速化も図られている。5月発表時の公式ブログでは、Ubuntsをスタートさせ、dockerでalpine Linuxのコンテナからashシェルを起動。figletコマンドでアスキーアートを創るまでを2秒で行うデモを公開しているが、なんとも楽しそうだ。
今回の公式ブログでは、WSL 2のドキュメント、インストール、WSL 1とWSL 2のユーザーエクスペリエンスの変化などの情報を集約するとともにディストリビューションやWSL1/WSL2を切り替える
wsl --set-version <Distro> <Version>
やデフォルト以外にインストールしたディストリビューションの名前のみを出力する
wsl --list --quiet
ほか、新たに追加されたマルチな環境で役立ちそうなコマンドを紹介している。