日立ソリューションズは3月28日、企業がデジタルトランスフォーメーションを推進していく中で、蓄積してきた多様なデータの信頼性を確保し、データを簡単に利活用できる「データガバナンスソリューション」を4月1日に提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。
新ソリューションでは、ユーザー企業が蓄積してきたIoTやログなどの非構造データを含む多様なデータの品質、アクセス権、利用履歴などを適切に統合管理する環境を提供するほか、データカタログによって社内のデータをWebブラウザやAPI経由で容易に参照・検索し、データの品質を確認できるという。
具体的には、米Talendの「Talend Data Catalog」を活用し、データカタログを自動作成することに加え、使い慣れた用語でデータを検索できるビジネス用語辞書や、データリネージ(データが発生時からどのような経緯を経て、今に至ったかを示す情報)機能により、作成したデータの発生時からの変遷や所在・形式情報、プロファイリングによってデータの品質情報を確認し、利用を可能としている。
同ソリューションでは、同社の技術者が、コンサルティングからデータカバナンス基盤の構築、データの運用・保守までトータルに対応するという。
これらにより、収集したIoTなどの非構造データも検索・分析に活用できる、データカタログを自動で作成できるという。また、ビジネス用語辞書、データリネージ機能によるデータの発生時からの変遷や所在・形式情報、プロファイリングで確認したデータの品質情報などを統合管理でき、データの信頼性や品質の提示を可能としている。
また、データごとにユーザーのアクセス権を付与し、利用履歴を監視することで、データの機密性を向上が図れるという。