三菱電機は3月5日、AR(拡張現実)技術活用いて、話した言葉が瞬時に、タブレットやスマートフォンの画面を指でなぞった軌跡に、3D(3次元)表示する技術「空中しゃべり描きUI」と、動画撮影機能などを組み合わせたアプリケーション「空中しゃべり描きアプリ」を開発したと発表した。

これまで、話した言葉を指でなぞった軌跡に表示する「しゃべり描き UI」、UIに、お絵描きや多言語翻訳などの機能を組み合わせた「しゃべり描きアプリ」は発表されており、今回、両技術が改良されたことになる。

「空中しゃべり描きUI」はAR技術を活用し、話した言葉を立体的な文字として携帯端末の画面に3D表示することが可能で、画面を指でなぞるだけで、話した言葉を瞬時に文字化して配置することができる。

「空中しゃべり描きアプリ」は、「空中しゃべり描きUI」に動画撮影機能などを追加し、3D表示された文字と動く被写体を組み合わせた新たな動画撮影を実現する。

同社では、これらによる新たな動画表現でSNS(会員制交流サイト)などでのコミュニケーションの活性化に貢献するとしている。

  • 「空中しゃべり描きアプリ」の利用シーンのイメージ(左から、アプリの利用シーン、アプリで撮影された動画)