パナソニック ソリューションテクノロジーは、帳票向けOCRソフトウェア開発キット「帳票認識ライブラリー」のオプション製品として、手書き文字の認識精度を改善する「帳票認識ライブラリー AI手書き文字認識オプション」(DLL)の提供を開始した。価格は個別相談。
手書き文字は文字サイズのばらつきや書き癖など機械による読み取りが困難な文字が多く、正確なデータ化に課題があった。今回、パナソニックはAI技術「ディープラーニング」を活用した「帳票認識ライブラリー AI手書き文字認識オプション」を開発し、申込書や請求書、アンケート用紙などの「住所」「氏名」「会社名」「電話番号」の手書き文字の認識精度を高め、手書き文字の誤読率を75%改善したという。
具体的には、隣接文字同士が接触している手書き文字の認識に対応したほか、「村」など、部首が左右に分かれている漢字の認識に対応。また、「パナソニック」の「ッ」など、カタカナの小さい文字の認識に対応した。
なお、利用するには、「帳票認識ライブラリー Ver.8.50」以降が基本ソフトとして必要になる。