Ubuntuの長期サポートバージョンであるUbuntu 14.04 LTSは2019年4月30日にサポートが終了する予定になっている。It's F.O.S.S.は2月11日(米国時間)、「Ubuntu 14.04 is Reaching the End of Life. Here are Your Options - It's FOSS」において、Ubuntu 14.04 LTSの長期サポート終了が近いことを伝えるとともに、現在考えられるアップグレードパスを紹介した。
記事で挙げているアップグレードパスは次のとおり。
- Ubuntu 16.04 LTSへアップグレードする。すべての選択肢の中で最も簡単な方法。Ubuntu 16.04 LTSは2021年4月までのサポートが予定されている
- バックアップを取ってからUbuntu 18.04 LTSをインストールする。特にデスクトップユーザ向けのアップグレードパス
- Ubuntu 14.04 LTSの拡張サポートを購入する。企業などにお薦めの方法で、サポート終了後も継続してサポートを受けることができる
CanonicalはUbuntuの長期サポートバージョン(LTS; Long Term Support)に対してこれまで5年間のサポートを提供してきた。基本的にCanonicalから無償で得られるサポートとしてはこの5年間サポートが最も長いものとなる。Canonicalは先日、Ubuntu 18.04 LTSに対して10年間のサポートを発表したが、今のところ5年間を超えるサポートに関しては有償になるのではないかと考えられている。
Ubuntuは5年間という長期サポートを提供していることもあって、サーバプラットフォームとしての人気も伸びている。Q-Successの調査もWebサイトプラットフォームとしてUbuntuがシェアを伸ばしていることを示している。