Microsoftは12月11日(米国時間)、「Windows Server 2019 Includes OpenSSH - Windows Developer BlogWindows Developer Blog」において、Windows Server 2019にはオンデマンド機能としてすでにOpenSSHサーバおよびOpenSSHクライアントが含まれていると伝えた。
Windows 10については、同機能はすでにWindows 10 1809においてサポート機能として同梱されている。
Windows Serverでは、Windows Server 1709にプレリリース機能としてOpenSSHが含まれていたが、サポート対象としてWindows ServerにOpenSSHが含められたのは今回が初となる。
OpenSSHはOpenBSDプロジェクトによって開発されているSSHプロトコルの実装系。安全なリモートログインを実現するほか、ファイル転送や鍵管理機能などを提供している。OpenSSHはOpenBSDのみならず*BSD系オペレーティングシステム、macOS、Linux、UNIX系オペレーティングシステムなどさまざまなオペレーティングで安全にリモートログインするためのツールとして活用されており、現在のサーバ運用には欠かすことができない機能となっている。
Windows Server 2019およびWindows 10にOpenSSHがオンデマンド機能として導入されたことで、LinuxやmacOSと同じようにOpenSSHクライアントからWindowsにアクセスすることが可能になった。Windows 10にはさらにWSLが導入されており、Linux on WSLに対しOpenSSHを使ったアクセスも可能。