東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)とJR東日本スタートアップは6日、両社が進めるベンチャー企業との協業プログラム「JR 東日本スタートアッププログラム 2018」の採択企業や団体の23件のプログラム採択を発表した。

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JR 東日本スタートアッププログラム公式サイト

駅や鉄道、グループ事業などJR東日本が持つ情報資産を活用して新たなビジネスやサービスを募る「JR 東日本スタートアッププログラム」。2017年のプログラムからはのAI無人決済システム展開のサインポスト、鮮魚のEC各サービスを展開するフーディソン、エキナカ商品を予約できる"ネットでエキナカ"を展開する"COUNTERWORKSなど々数多くのスタートアッププログラムを採択。AIやスマートフォン、ECやオムニチャネルにフィンテックと先端技術を用いた実証実験を重ねている。人々がそのまま距離を移動する目的を持つ空間である駅や鉄道。通常では得られない特殊な要素を持つ空間でのチャレンジには期待も高まる。

JR東日本とJR東日本スタートアップの両社は6日、「JR 東日本スタートアッププログラム 2018」の採択企業や団体23件を発表した。2回目となる今回は新たに「地域」(青森を実証実験フィールドとした協業プラン)と「海外」(北米、アジアをフィールドとした新事業、海外のベンチャー企業の日本進出への足がかりとなる協業プラン)というテーマを追加。プロトタイプを保有し、概ね起業10年以内の「アクセラレーションコース」の18提案とこれから起業を目指す、または起業間もない企業や団体の「インキュベーションコース」5提案、合わせて23件の採択を発表した。採択企業、団体は以下の通り。

アクセラレーションコース採択

AdAsia Holdings Pte. Ltd.[海外] 株式会社エアークローゼット 株式会社エイシング
エネフォレスト株式会社 株式会社Origami[地域] Origin Wireless Japan株式会社
株式会社CAMPFIRE ClipLine株式会社 株式会社Showcase Gig
株式会社TBM tripla株式会社 株式会社バズヴィル
株式会社はなはな PicoCELA株式会社[地域] 株式会社ファーメンステーション[地域]
株式会社ポケットチェンジ メトロエンジン株式会社 Motionloft,Inc[海外]


インキュベーションコース採択

株式会社ANSeeN Ant's tears 株式会社SIRC
学生団体TOBE 富士の海老株式会社

なお、これら23提案のなかから社外識者を交えた審査を経て、29日にスタートアップ大賞、最優秀賞、優秀賞が決定。後日、JR東日本Webサイト内の特設サイトにて発表される予定だ。また、12月3日から9日までの期間中、大宮駅西口のイベントブースにおいて、アクセラレーション採択企業との協業プランのデモンストレーションも設置される。設置されるプランは以下の通り。

・AdAsia Holdings Pte. Ltd.のダイナミック DOOH(屋外デジタル広告)の検証
・株式会社エアークローゼットの IoT を活用した無人パーソナルスタイリング体験ブース
・株式会社Showcase Gigのスマートフォンアプリとキオスク端末を利用した無人オーダーカフェ体験ブース
・株式会社TBMの再生可能素材「LIMEX」傘の展示
・メトロエンジン株式会社の AI を活用した年末年始の新幹線混雑予想の表示(デジタルサイネージ)
・Motionloft,Inc.の AI カメラを活用した流動調査と広告媒体の認知率調査
・「アクセラレーションコース」18 社の協業プラン紹介(デジタルサイネージ)