Oracleは10月23日(米国時間)、「[vbox-announce] Announcement: VirtualBox 6.0 Beta 1 released」において、同社が開発しているx86ベースのシステム向け仮想化ソフト「VirtualBox」の次期メジャーアップグレードバージョンとなるVirtualBox 6.0へ向けた初のベータ版となる「VirtualBox 6.0 BETA1」の公開を伝えた。VirtualBox 6.0 BETA1はダウンロードページから取得可能。
VirtualBox 6.0で予定されている主な変更点は次のとおり。
- OCIの統合。仮想マシンをOracle Cloudインフラストラクチャにエクスポートするための機能をサポート
- 実行時におけるVRDEオーディオドライバのアタッチおよびデタッチのサポート
- virtio PCIデバイスのバスマスタリングをサポートしない古いゲストに対する問題回避機能を追加
- GUIデザインの改善
- 各種新APIの導入
- そのほか各種バグの修正や改善
VirtualBoxはオープンソースソフトウェアとして提供されており、FreeBSD、Linux、OpenBSD、OS/2 Warp、Windows、Mac OS X Server、Solarisなど、さまざまなオペレーティングシステムをゲストオペレーティングシステムとしてサポートしている。