みちのりホールディングス、日立電鉄交通サービス、コイト電工、産業技術総合研究所の4者は10月19日、茨城県日立市で同日から実施する、産業技術総合研究所が経済産業省及び国土交通省から受託実施するラストマイル自動走行の実証において、路側に設置したセンサーで車道に飛び出す可能性のある歩行者を検知し通知する技術実証を実施すると発表した。期間は10月28日まで。
同実証では、日立BRTにおける歩車分離のバス専用道区間で路側に設置したセンサーにより人を検知し、専用道区間を横断しようとする歩行者を事前に車両側に通知する。 実証実験では、環境要因による検知精度の検証や適切な通知タイミングの検証などを行う。
具体的には、日立商業高校バス停そばの歩道上に複数のセンサー、カメラ、Lidarを設置するという。
この取組が実現すれば、将来的には路側からの人の飛び出しによるバスの急ブレーキによる車内転倒事故防止など、安全性を高めることになるとしている。
同実証は、経済産業省及び国土交通省の平成30年度「高度な自動走行システムの社会実装に向けた研究開発・実証事業: 専用空間における自動走行などを活用した端末交通システムの社会実装に向けた実証」事業において実施している。
また同実証では、自動運転バスの導入に合わせて大規模なインフラ設置を行わず、既存の道路資産を利用することで低コストに実現する方法として、路側の街灯を使用して実現する。