Appleは2018年5月、欧州で施行が開始された「General Data Protection Regulation (GDPR; EU一般データ保護規則)」に対応する形で、欧州のAppleユーザーに対してiCloudに保存されている個人データ(Apple ID、Apple App Storeにおけるアクティビティ、AppleCare履歴、画像、ビデオ、ドキュメントなど)をダウンロードできるようにするサービスを開始した。同社はこの取り組みを世界中に広げると説明していたが、米国とカナダが対象に追加されたようだ。
fossBytesに10月18日(米国時間)に掲載された記事「Apple Users Can Now Download Their Personal Data: Here's How?」が、米国およびカナダのAppleユーザーも個人データのダウンロードが可能になったと伝えた。紹介されている個人データのダウンロード方法は次のとおり。
- 「Data and Privacy」ページからApple IDのアカウントデータを使ってログイン
- 「Get a copy of your data」の「Get Started」をクリック
- ダウンロードを望むデータを選択
- 最大ファイルサイズを指定
- Complete Requestをクリック
リクエストが送信されるとApple IDアカウントページにデータが表示され、14日間はダウンロード可能な状態になるとされている。14日間を超えるとダウンロードできなくなるため、ダウンロードしたい場合は再度同様の作業を行ってダウンロード用のデータを作成する必要があるという。
なお、このサービスはまだ日本では開始されていない。同じページにアクセスしても、日本のユーザーはデータをダウンロードするための項目が表示されないようになっている。