チャットボットなどAI技術を活用したコミュニケーションプロダクトを開発するモビルスは、国内初になるというチャットボットPDCA学習プラットフォーム「モビコンソール」を新たに開発。2018年10月1日より一部の基本機能が利用可能なモビコンソールβ版の提供を開始、翌2019年1月を目処に正式版のリリースを目指す。なお、価格は月額10万円(トライアル価格)になる。

「モビコンソール」の主な特徴として、ひとつの教師データで複数のAIに対応、簡単にAIの切り替えや乗り換えができることが挙げられている。公式サイトにはIBM Watson(NLC・Watson Assistant)、Google DialogFlow、Microsoft Azure(Language Understanding)などが例示されているが、複数AIで学習したデータを管理・チューニングするコンソールとして機能する。

  • 「モビコンソール」のしくみ(同社資料より)

    「モビコンソール」のしくみ(同社資料より)

AIベースによる独自の学習プロセスにより、専門家でなくても回答精度を高められること、データ作成やチューニングを自由に試せるテスト環境や本番環境の切り替えが自由に行えるなどの特徴を持っている。同社では多くの場合、専門のコンサルタントやエンジニアに頼らざるを得なかったチャットボットの教師データ作成や回答精度の向上が一般企業の担当者でも、自らPDCAベースでチャットボットを賢くしていくことができるとしている。