ソニーは18日、ディープラーニング(深層学習)のプログラムを生成できる統合開発環境「コンソールソフトウェア: Neural Network Console」を習得できる研修とテクニカルサポート、クラウド版サービスの利用料金がセットになった パッケージサービス「Neural Network Console スターターパック」の法人向け提供を開始した。

  • Webブラウザにより直感的なUIで操作できる「Neural Network Console クラウド版」

    Webブラウザにより直感的なUIで操作できる「Neural Network Console クラウド版」

ソニーが提供する「Neural Network Console クラウド版」は、Webブラウザでアクセスするだけで、GUIベースの直観的なユーザーインターフェースやクラウド上のリソースを使用した本格的なディープラーニングのプログラム開発ができる統合開発環境。

この度、同社が提供を開始した「Neural Network Console スターターパック」は、ディープラーニングの活用を検討したい、あるいはAI分野の人材育成をはじめたいという法人事業者のニーズに対して、複数のサービスメニューで手頃に導入できるパッケージサービスだ。

ディープラーニングの基礎から「Neural Network Console」のハンズオントレーニングまで、幅広い内容の研修を提供し、指定の会場に講師が訪問し研修を実施する。会場の準備が難しい場合は研修会場が用意できるほか、要望に応じた研修内容のカスタマイズにも対応する。

さらに「Neural Network Console」の技術的な問い合わせにメールにて回答し、実際に使い始めた際に生まれる疑問にもテクニカルサポートで対応するということだ。

なお、同パッケージサービスには、「Neural Network Console クラウド版」の利用料金が一定額分含まれクラウド版の強力なGPUを使うことができる。

料金は、「研修」、「テクニカルサポート」、「クラウド利用権」の3つをあわせたパッケージ料金にて、ライトコース(研修4時間定員5名、高速GPU約70時間相当)が19万8,000円〜(税別)、スタンダードコース(研修8時間定員5名、高速GPU約200時間相当)が49万8,000となっている。