Opensource.comは2018年8月28日(米国時間)、「15 command-line aliases to save you time|Opensource.com」において、作業効率を高める15のコマンドラインエイリアスを紹介した。エイリアスはコマンドに対して別名やショートカットを設定する機能。シェルの設定ファイルなどに書いておくことで利用できるようになる。

エイリアスの基本的な使い方は次のとおり(なお、エイリアスはシェルが有している機能であるため、シェルによっては表記方法が下記とは異なっている)。

alias エリアス名="コマンド オプション ..."

紹介されているエイリアスは次のとおり。

エイリアス 内容
alias install="sudo yum install -y" パッケージインストール
alias update="sudo yum update -y" パッケージアップデート
alias upgrade="sudo yum upgrade -y" システムアップデート
alias root="sudo su -" rootへsu
alias user="su user" userへsu
alias myip="ip -br -c a" 使用中IP一覧表示
alias myserver="ssh user@my_server_ip” サーバへリモートログイン
alias process="ps -aux" プロセス一覧表示
alias sstatus="sudo systemctl status" システムサービス状況表示
alias srestart="sudo systemctl restart" システムサービス再起動
alias kill="sudo pkill" プロセス名でプロセス終了
alias mem="free -h" システムメモリ状況表示
alias cpu="lscpu" CPU情報表示
alias disk="df -h" ディスク使用量表示
alias os="cat /etc/redhat-release" Linuxディスト名表示
  • エイリアスの使用例

    エイリアスの使用例

記事で紹介されているエイリアスのいくつかはパッケージ管理システムとしてyumを想定している。それ以外のパッケージ管理システムを使っている場合はyumと記載されている部分などを該当する別のパッケージ管理システムコマンドに置き換える必要がある。

エイリアスはオプションなども含めたコマンドライン入力を短縮するという目的以外にも、たまにしか実行しないが忘れると困るコマンドをメモしておく目的でも利用できる。便利なエイリアスは作業効率を高めることが知られており、積極的に利用していきたい機能と言える。