徳島県とソフトバンクは8月1日、IoTやAI(人工知能)を活用して徳島県の地域課題の解決や住民サービスの向上などを図る「とくしまインダストリー4.0」の社会実装に向け、「とくしまIoTプラットフォーム」の運用を開始すると発表した。

「とくしまIoT プラットフォーム」は、両者が2017年12月に締結した「とくしまインダストリー4.0の推進に向けた包括連携協定」に基づきソフトバンクのIoTプラットフォームをベースに整備し、運用を開始するもの。

その特徴は、MQTT、CoAP、OMA Lightweight M2MとIoTに適した多様な通信プロトコルに対応していること、IoTデバイスから収集したデータはM2M/IoTの国際標準「oneM2M」の形式で保存されること、OMA Lightweight M2Mを用いたIoTデバイスのファームウェアアップデートの提供、API公開による開発環境の提供と開発支援などがある。LPWAネットワークとの接続もサポートする。

「とくしまIoT プラットフォーム」は、実証実験を行う自治体や企業が共同で利用可能で、さまざまなセンサーから得られたデータを一元的に管理することができるほか、収集したデータはプラットフォーム上で分析が可能。

  • 「とくしまIoT プラットフォーム」

「とくしまIoT プラットフォーム」の利用料は0円で、IoT通信回線プランは月額基本データ量に応じて4種類から選択可能。